「strobo」~2,020年名盤~

感性を磨く

「strobo/Vaundy」

聴いた心がバウンドする!
アレンジもこなす音楽業界大注目のSSW

音楽講師の「クオリー」が、
アーティストを目指す全ての人に
是非聴いて欲しい「名盤アルバム」
解説します。

そもそも名盤とは・・・
 名盤というものは、
良質なアルバム作品の事。
名盤を聴くことで感性も養われます。

感性と名盤については、「感性の磨き方、名盤について」を読んでみてください!

 今回紹介するのは、
  「strobo/Vaundy」
まずは簡単に、
アーティスト紹介しておきます。

 



アーティスト紹介

Vaundy

◎2000年6月6日生まれ。2019年デビュー。
◎作詞・作曲・アレンジもこなすSSW。

クリエイターと協働してアートワーク制作、映像プロデュースも手掛ける。現役で美術系大学に通いながら活動中。
2020年5月27日1st.アルバム「strobo」発表。

 



アルバム紹介

下記の3つのポイントに絞って解説します。

  1. アルバムの特徴ジャンル
  2. 聴いた感想
  3. 名盤と言える理由
1.アルバムの特徴とジャンル

 2020年発売、1st.アルバム。
2021年9月現在でリリースされているアルバムはこの1枚です。
このアルバムは、一言で言うなら
「耳馴染みの良い現代的なシティサウンド
とにかくつい口ずさみたくなるようなキャッチーなメロディ

 代表曲の「東京フラッシュ」、「不可幸力」は聴いたことがある人も多いと思います。
strobo収録のアルバム曲もキャッチーで1曲1曲が凄く分かりやすく聴きやすいです。
いで

 藤井風さんとよく比較されますが、比較対象は1回目聴いた時の分かりやすさの違いではないかなと個人的には感じています。
ボクもよく聴かれます。どっち派?と。
お二方とも違う良さがあるので、正直その議論自体どうでもいい気がしてしまう程お二方とも素晴らしいです笑
ボクはどっちも好きです!

 アルバム全体を通して色んなジャンルが入っていて、ジャンルとして確立している風でもなく「ジャンルレス」なんて言われています。
そんな呼ばれ方がぴったりの作品です。

2.聴いた感想

 一番最初聴いた感想は、「非常に耳馴染みの良いアルバム」と感じました。
全曲でワビサビがはっきりしていて日本人好みな楽曲が多く、
メロディは1回聴くだけでは覚えれて、構成の部分もシンプルな構成が多いです。

 アレンジを自分で行っているのも特徴的です。
若い層を筆頭にDTMのサウンド感や自分でアレンジまでしてしまうという概念を広めている部分で確実に音楽業界の流れを変えている一人だと思います。

 また、ボクが個人的にVaundyさんの楽曲で凄いなと感じたところは、楽曲の終盤部分が盛り上がったり聴いていて心地よくなったりする部分が多くて驚きました。
曲の終盤に盛り上がる事をバウルと呼ぶそうです。
この作り方は、J-POPにあまりない作り方ではないかなと。

 例えば、「不可幸力」、「灯火」、「怪獣の花唄」サビの最後や後半が印象的ですよね
ボクが敬愛しているルー・リードの曲作りと似ていて特に好きです!
きっとナチュラルに出来るんだろうなと羨ましくなります。

 2020年音楽業界の流行というものがガラッと変わった気がします。
いまだにアイドルの人気は根強いですが、10年前に比べれて確実に主流が変化している気がします。

時代の流れも感じながらこのアルバムを聴くのも楽しめそうですね!

3.名盤と言える理由

 聴きやすさやサビに来た時の引き込まれる感じなど、このアルバムが全体を通していかに完成度が高いかを物語っています。
曲が聴きやすいだけではくDTMでアレンジもしていたり曲作りや曲の構成面での斬新さなど新しい要素もあり人々の心を掴むのは必然で納得してしまいます。

 次々とドラマの主題歌やCM曲などタイアップがついていきどんどん作品を出しています。
「Oasis」や「Radiohead」の影響も感じる楽曲「benefits」など、ザ・洋楽というようなジャンルも発表したりほんとに幅広いですね。
ライブをしながら曲も書いて大忙しなVaundyさんに今後も注目していきたいです。

まとめ

  • 作詞作曲からアレンジ、アートワーク、映像プロデュース等の幅広いマルチな才能
  • ジャンルレスで新時代のSSW
  • ドラマ主題歌やCMタイアップなど大注目で今後の音楽シーンを牽引すること間違いなしなアーティスト

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