「グーン/
トバイアス・ジェッソ・ジュニア」
素朴な柔らかさ!
アデルも大絶賛のソングライター!
音楽講師の「クオリー」が、
アーティストを目指す全ての人に
是非聴いて欲しい「名盤アルバム」を
解説します。
そもそも名盤とは・・・
名盤というものは、
良質なアルバム作品の事。
名盤を聴くことで感性も養われます。
感性と名盤については、「感性の磨き方、名盤について」を読んでみてください!
今回紹介するのは、
「Goon/Tobias Jesso Jr.」
まずは簡単に、
アーティスト紹介しておきます。
アーティスト紹介
Tobias Jesso Jr.
(トバイアス・ジェッソ・ジュニア)
◎2015年デビュー。
◎カナダ、ノースバンクーバー出身のSSW。
◎70年代のシンガーソングライターの影響を感じる。
影響を受けているアーティストの一人として*ランディー・ニューマンを挙げている。
◎もともとロサンゼルスでベースを弾いていましたが、カナダに戻り20代後半でピアノを始めます。
ピアノで作曲を始めデモテープを送ったことをきっかけにデビュー
※SSW・・・シンガーソングライターの略
※ランディー・ニューマン・・・70年代から主に活躍。映画トイ・ストーリーの「君はともだち」を作詞作曲。現在は、映画ピクサーシリーズの映画音楽を手掛ける。
アルバム紹介
下記の3つのポイントに絞って解説します。
- アルバムの特徴とジャンル
- 時代背景
- 名盤と言える理由
1.アルバムの特徴とジャンル
2015年発売、デビューアルバム。
2021年7月現在でリリースされているアルバムはこの1枚です。
このアルバムは、一言で言うなら「普遍の証明」。
60年代、70年代のメロディ感やアレンジ!
主要ジャンルで大きく分けると、
「ポップス」です。
全体を通して素朴な暗さを帯びていて、柔らかく素朴なヴォーカルを包み込んでいます。
メロディは、非常にメロディアス!
ピアノの前で一人、窓に向かい思いの丈を素朴に繊細に歌っているそんな姿が目に浮かぶます。
目線はピアノに落としたまま気持ちをぶつける。
全体的にそんな素朴さが漂っています。
全体を通してバラードの様に素朴な曲が多いです。
バラードの曲かミドルテンポの曲かの割合で構成されています。
ピアノ主体・ギター主体で分かれていてバリエーションに富んでいて世界観に自然に引き込まれます。
年代は、70年代のSSWを彷彿とさせます。
70年代に発売されたSSWの作品と言われても気づかないくらいのどこか懐かしさを感じるメロディ。
60年代、70年代の洋楽が好きな人々には突き刺さる作品。
特に「ビートルズ」、ビーチボーイズのアルバム「ペットサウンズ」、
「ランディーニューマン」とこれらが好きな方は絶対に刺さります!
ボクも60年代、70年代洋楽に影響を受け作詞作曲をしています。
目まぐるしく変わる現代の音楽シーンに少し疲れを感じる時もありますが、
現代にこのように普遍的な作品が発表されそれが世の中に認められているという事実だけで嬉しくなりました。
2.時代背景
アルバム発表時の音楽シーンと比較したいと思います。
2015年の音楽シーンで流行っていた洋楽といえば、
・Uptown Funk / Mark Ronson ft. Bruno Mars
・Sugar/Maroon
・Hello/Adele
邦楽では、
・「R.Y.U.S.E.I.」/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
・もしも運命の人がいるのなら/西野カナ
・私以外私じゃないの/ゲスの極み乙女
懐かしいですね!
特に洋楽では、Funkの要素が入った楽曲やマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるヴォーカル曲が発売されえるなど楽曲に普遍性が入っています!
そんな中発表された本作は、
時代と逆行している様に一見映ります。
しかし、2015年のトップセールスの曲にもルーツミュージックの普遍性が取り入れられていて当時の流行とマッチしております。
あとは、ルーツの要素がどの程度入れ込まれているかの違いだと感じます。
トップセールスの曲は、ルーツの要素をスパイスとして入れ込んでいるのに対し本作は全体の味付けとして取り入れられている。
ただどちらも「ポップス」として成立しています。
本作を聴いてアデルがトバイアス・ジェッソ・ジュニアに興味を持ちアデルのアルバム「25」で楽曲提供をしています。
「When We Were Young」、「Lay Me Down」の2曲です。
2曲とも最高に良い曲なので是非聴いてみてください!
3.名盤と言える理由
非常に聴きやすくバリエーションが豊かで、聴いていてハズレがないアルバムです!
昔すぎるという意見もありますが、個人的には大好きです!
ヴォーカルのは、柔らかいのに魂に訴えかける歌声は病みつきになります。
メロディでは、「ビートルズ」を歌詞では、「ランディ・ニューマン」をそしてサウンド面では、ビーチボーイズの「ペットサウンズ」を彷彿とさせます!
このアルバム、日本ではあまり有名ではないと思います。
有名でなくても良いのは良い!
路地裏にあるケーキ屋さんでケーキを買ったら美味しかった!
そんな感覚にしてくれるアルバムです。
皆さんも是非聴いてみてください!
今はシンガーソングライターはお休みしてソングライターとして活動しているそうです。
生で歌声聴きたい!
まとめ
- 普遍的だけど時代に合ったアルバム。
- ヴォーカルの素朴さ、曲の幅広さは必聴。
- キャッチーで聴きやすく、ハズレがないアルバム!
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